Slay the Spire開発者「インディーズゲームは終わった。急速に市場が縮小している」
Slay the Spire開発者「インディーズゲームは終わった。急速に市場が縮小している」
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語った内容がインディーズゲーム業界に衝撃を与えている。
というのも彼らは近年、幾つかの小規模な開発スタジオがエピックストア独占にする事やXbox Game Passで利用可能にする事によって資金調達を図っていることに触れたのだが、今後こうしたサービスから得られる収益が縮小するとの見通しを示したのだ。
「私は少なくとも5つのスタジオと話し合いの場を持ちましたが聞こえてくるのは不景気な言葉ばかりでしたね。
経費も開発費も削減、削減。予定していた資金調達は中止。一年間も交渉をしていたのに全て水の泡という事でした。クソみたいな状況ですよ。相当な幸運に恵まれていない限り、我々のような会社が自己資金だけで自社を賄えるわけがないんですから」
とスライザスパイア開発スタジオの共同設立者であるキャシー・ヤノ氏は話している。
また、この2作はどちらも早期アクセス版を発売しそこで成功を収めたことにより、後に巨大な人気を手にしている。
さらにマイクロソフトのゲームパスでも利用可能にしたため、そこからも収益を得ているのだがダーケストダンジョンでディレクターを務めたクリス・ブラッサ氏によるとここ最近、この定額制配信から得られる収入がサービス開始以来もっとも大きな縮小をしているようなのだ。これには前述のヤノ氏も同意し「かなり下がっている」と述べている。
「エピックも同じです。ありていに言えばゴールドラッシュの時代は終わったんですよ。私はノースウェスト州出身で、この街は金の採取によって成長し、さらに州内北部にダイヤモンドがあることが発見されると今度はこれの採掘が盛んになりました。おそらく今はこれと同じ状況なのでしょう。もしかしたら私達の前には金からダイヤモンドに変わったように新たなパラダイムシフトが待っているのかもしれません。
しかし私が周囲から聞いた情報を総合すると、金の採掘が終わった我々の市場は以前と比べ急速な勢いで小規模になってきています」とブラッサは話していた。
ダーケストダンジョン2はエピックゲームストア独占で発売され一部のファンから不興を買ったが、しかしインディーズゲーム開発者にとって重要な収益化はこの決断によって達成することができたのだろう。言うまでもなく、小規模なスタジオにとってこれは重要な予防策だ。
ともかくこの2スタジオは最近ではデッドセルズのエビルエンパイア社と協力し新作発表会を行うなどこの業界を盛り上げるために最善を尽くしている。
今はユーザーの財布じゃなくて遊ぶ時間を奪い合ってる時代なのに
無料でゲーム配りまくるのだから当たり前の結果だけど
サブスクも下火になっちゃった